電験3種で独学で取得するには継続する力が必要!挫折しない方法とは

電験3種で独学で取得するには継続する力が必要!挫折しない方法とは

電験3種は独学で勉強することは、結構大事だと思っています。理由は必ずといっていいほど挫折を味わうからです。この挫折感が、次への強力なバネとなるのです。自分もほぼ独学で3回目にして取得したのですが、挫折や辛酸を味わってきました。そのときの心構えや継続してきた力を紹介しますね。

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なぜ、電験3種を独学で取得したのか

まず第一にセミナーや通信講座にお金をかけられなかったことが理由のひとつですね。20代は社会人の底辺にいますので、仕事もいっぱいあるわりには、賃金がまだ低い世代です。自分も同じように賃金低い中で、時間はかなり会社に取られていました。

当時かなり通信講座には興味はあったのですが、紹介されているデキストの数の多さや参考例として綿密なスケジュール表等を見て、自分には到底こんなスケジュールではできないし、テキストいっぱいの写真を見ただけで手を出しませんでしたね。
ただ、今は相当柔軟な通信講座、スマホアプリ、ネットを使ったセミナー・講座もありますから、選択肢はありますので、自分に合った方法がみつけられますよね。

自分の時代にはそんな選択肢がなかったので、次にくるのは、参考書と問題集で勉強するいわゆる独学ですね。

しかし電験3種の参考書はそれなりに、全部そろえると自分にとってはかなり高価な本でした。自分の自由な時間を使って勉強出来るし、コツコツと勉強すればいいし、会社の同僚に別に電験3種を勉強しているなんて言わなくていいし、独学は自由でいいと考えていました。

とんでもないことだと、やり始めてから気づいたのですが、自由な時間はありそうでないし、テレビや友人・同僚たちとの飲みニュケーションがあったり、好きな趣味(ちなみにその頃は音楽が大好きだったので、テープで編集したりするのが趣味、古いですねw)いろいろな誘惑が待ち構えていたのです。

この点、時間をある程度拘束する通信講座とかセミナーのほうが身になるとは感じますね。

電験3種を勉強し始めの頃は、会社の仕事をしながらの勉強なので、表立って自分は電験3種の勉強してますとは言えない環境でした。その中で小説とか本を読むようなスタイルで参考書を見るようにしていったんですね。ですので机の上できちっと座って勉強などせず、もっぱらベッドで横になりながら勉強とかしていたのです。

継続する力を得るには!

やはり最初は興味を持って電験3種のテキスト・問題集に手をつけられることはかなり大事かな、と思います。先ほどの自分は、普通に本を読むように、ふ~んこういうふうに解いていくんだぐらいのレベルで興味のある内容をまずは読んでいたんですね。

これは個人差があると思いますので、やり方は人それぞれです。
ただし、このちょっとでも興味を持つってことは大事です。

そして、粘ってできない問題を理解できたときなどは、最大限に興味が沸いてきます。興味のあるものをひとつずつ増やしていけば、小さい自信が積み重なって大きい効果がでるようになります。

問題が解けるように自分なりの工夫が大事。ノートには計算手順を書くようにして理解を深める。簡単に書きましたが、最初のうちは、テキストの数式や公式をきれいにうつす作業してみることは意義があると思います。その数式の記号がきれいに書けると自分でもうっとりしちゃんですよね。(自分だけでしょうか)
特にギリシア文字が入る記号は、見ていてかっこいいんですよね。芸術的。

しかし、実はきれいにばかり書いていると、本番は時間との勝負になりますので、そのときは殴り書き状態で計算しまくるので、字体にこだわっていられませんけどね。最初のうちは興味を沸かせたり、整理の意味もこめて、後は達成感もありますので数式・公式はきれいな字でノートに書いておくことをオススメします。
また、問題を理解するには、反復練習は必要ですね。テキスト・問題集は必携となるものです。特に独学場合は。
だんだん解けるようになると、解けない問題が悔しくなる。だから、解けるようになるまで調べまくる。当時は解説読みながら、答えをみて理解しようとするのですが、その解説が理解できないといことがおきましたけどね。

後は、仕事が忙しくなったりとか他の理由をつけ始めると、資格試験にかかわらず、継続するパワーが落ち始めますね。経験上。
古臭いですけど、マンガみたいですが、自分の部屋とかPCとか、とにかく目に入りやすいところに、目標を書くのがいいですよね。”電験3種今年は合格”とかですね。後は、合格したら自分はこれこれをやってみたいとか、自分に餌をまいてみるのです。
ポイントは見やすいところにです。

必ず、苦しいときがくるし、何か言い訳したくなるときがありますので、そんなときは自分が書いた目標を見ることは効果があると思います。

なぜ最後まで挫折せず、3回目にして合格できたか

実はなんの挫折も無く、すんなりと継続したわけではありません。結局自分は相当遠回りして、電験3種の合格ができたのです。
最後に残るのは、実は何回か挫折感を味わって悔しい思いが強い人ほど資格試験に合格できるものと思っています。すんなり合格する人もいますけど。

短いようで、長い人生ですから、何度落ちてもかまいませんよ。資格は逃げませんしね。特に電験3種は。
技術系のかたは自分も昔はそうっだったんですが、完璧を目指しますよね。会社がそれを求めたりしますから、失敗はゆるされない切羽詰った感を電験3種の勉強に持ち込みやすいと思います。が、そうではないんです。自分のスキルアップと将来像を思い浮かべて、何度でもやればいいんです。

唯一自分でも今も後悔しているのは、同じ受験仲間がいたほうが、いい意味でのライバルができもっと苦しまずに結果がでたんじゃないか、と言うことですね。独学のつらいところのひとつですが、お互い刺激しあう環境は、前向きでいいですよね。どちらかが落ち、どちらかが合格することはあるわけですけれど、落ちたほうは翌年奮起できる材料があるわけで、起爆剤となり合格できます。
いい方に考えて生きていきましょう!

そして最後に一番大事なことですが、

受験テクニックはもちろん必要ですが、ここ一番苦しいときは、自分の心の奥底にある何かに対する”怒り”みたいなものが大事だと思うのです。

その”怒り”の根源は、人によって違いますし、それはなにかのコンプレックスや悩みを抱えているものに対する反動見たいなものとでもいいましょ
うか。すみません、抽象的で分かりずらいですよね。

自分の例をたとえると、
どうしても、本当の技術者として公的にも認められたい。大学にもいっていないし、給料だった安い。なにか会社の周りの人間からもそんなに尊敬もされてない。ふつふつと”怒り”に似たようなものが沸いてくるのです。これが、本当の推進力となるエンジンだと自分は思います。
ただし、社会人ですから常識をもって相手と接していないと、コミュニケーションの図れないことになってはいけません。

実は電験3種合格してからも、同僚や友人との付き合いも全くかわらなかったのは、自分ではかなり意識して合格したことを鼻にかけない人間でいたかったので、その後もサラリーマン生活を続けることができたことは幸せでした。
これは、独立しようとしたときにも繋がっているんです。後で分かることですが、円満退社が大事だということが。

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