電験3種の試験にでる問題にはある程度傾向があります。これにより、ある程度絞り込みしてどこを重点的に学習するか配分を考慮することが大事になりますね。
電験3種に出題される問題の概要
電験3種の試験は全部で4科目(理論、電力、機械、法規)があります。
・1時限目 理論 A問題 14問、B問題 3問 90分 選択問題17問目か18問目をどちらか選択。
・2時限目 電力 A問題 14問、B問題 3問 90分
・3時限目 機械 A問題 14問、B問題 3問 90分 選択問題17問目か18問目をどちらか選択。
・4時限目 法規 A問題 10問、B問題 3問 65分
理論・機械については選択問題がありますが、両方答えをマークシートに記入しますと、採点されませんので注意が必要です。
B問題は1問につき、小設問(a)と(b)に分かれる計算問題が中心となり、(a)で解けた答えが(b)に使われるパターンが多いですね。しかし、マークシート方式ですから、たとえ(a)で答えが出なくても必ずマークシートには記入してください。当たれば儲けもんですからね。
そして得点配分ですが、
理論、電力、機械については、
A問題1問あたり5点で合計70点、B問題は設問(a)と(b)各5点ずつ合計30点となります。
法規については
A問題1問あたり6点で合計60点、B問題は小門が6点または7点で合計40点となります。
大体これで概要がつかめましたでしょうか。
電験3種に出題される問題の傾向
過去に出題された問題を分析すると、
・理論 計算問題 約80%公式が出てこないと解けない問題、知識問題 約15%、 その他約5% 流石に理論は計算問題が多いですね。
・電力 計算問題 約50%、知識問題 約35%、その他15%
・機械 計算問題 約80%、知識問題 約10%、論理その他知識約10% 理論に負けず計算問題が多いですね。
・法規 計算問題 約25%、文章問題 約60%、語句用語問題 10%、その他5%
各科目ごとその他がありますが、毎年このあたりは問題内容に変動があります。ですので、過去7ヵ年分ぐらい過去問チェックしては傾向をつかんでおきましょう。
もうこれを見ていただければ一目瞭然ですね。電験3種出題される傾向は法規を除いて、計算問題が非常に多いと言うことです。しかも、参考書に出てくる素直な公式だけで解ける問題も多くありません。よって、式の変形も覚えておかないとなかなか得点アップにつながりませんよね。
この言葉は現在の電験3種の試験に通じます。
「計算を制するものは電験3種を制する」
これに尽きます。
この計算問題にどれだけ時間を費やし、理解を深めたかが合否の分かれ目と言っても過言でないでしょうね。
それではどこを重点的に勉強すればよいか
理論や機械の計算問題の出題率が全体の約80%あることから、否応なく電験3種で重点的に勉強するのは計算問題になりますよね。
やはり自分もここには相当時間かけました。理解するのにも時間がかかりました。ここは勉強初めてから、合格するまでずっとです。計算問題からは離れられませんね。
でも、計算問題は何回も繰り返し解いて理解を深めれば、相当な自信となり得点をとるドル箱と変身していきますよ。ですので、電験3種の出題される問題は、計算問題を制覇すれば他の問題は多少間違っても合格への道が見えてくるはずです。
やはり、なんとなく問題をサラーっと見ただけで、まず公式が直ぐに頭に浮かぶ訓練は必要となります。問題hが直ぐにとけなくても、公式が頭に思い浮かぶようにするには、単語帳のように最初は覚えるとか、他にも今はアプリもあるかもしれませんので、スマホを使って隙間時間に見る癖をつける等時間を無駄にしないことが大事ですね!
計算問題以外はどうでもいいわけではありませんけれど、暗記問題的なものは試験日直前まででも追い込みが効きます。
ただし、計算問題だけは普段からやていないと実力つきません。付け焼刃は効かないのです。