電験3種の合格率なんて気にしなくてよい!?合格するには何が必要?

電験3種の合格率なんて気にしなくてよい!?合格するには何が必要?

電験3種を受験しようとしている方には、非常に気になる合格率と推移ですが、単純に年度ごとの合格率推移や科目別合格率推移は参考にはなります。が、この数字の内容には少しからくりがあるのです。この合格率の数字をみて、こんなにも合格しにくい試験とか、今年は受かりやすいとか考えるのは早計だと自分は考えます。

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電験3種年度ごとの合格率推移

平成7年度から科目留保合格制度が導入されてからの合格率の推移です。

この表より、
平成7年から平成28年までの平均合格率は、9.98%となります。たしかに10人に1人ぐらいしか合格していないように見えますね。しかし、実態はこの試験を受ける受験者でも、本当にこの資格が無いと困ると思って、必死に勉強した人がどれくらいいるのでしょうか。

次のような人もいるのですが、
1)会社でどうしても受けて来いと言われて渋々受験に来ている人。
2)工業高校3年生の腕試しの集大成として、大勢の高校電気科の人が一気に受けることがあります。
3)全く勉強もせず、でも資格は欲しいと思って受験だけする人

実は、自分が1回目の受験のとき全く3)の状態で受験したのでした。1)のときもありましたが、2回目の受験のときでしたがかなり本気で受験しましたので該当しません。

上記のような人がどのくらいの割合がいるかが不明ですので、正確な合格率なんて結局わからないのですね。でも相当数いると思いますので、本当の合格率は30~40%なのかも知れません。

その年の合格率を推定はできますが、単純ではない

そして、合格率の表からも毎年問題内容の難易度や、試験問題の担当官によっても違いがでると思いますので、平均でみるのが妥当がなと思います。よって10%前後になるべくお役所的にも持っていってるフシがありますね。そうはいっても、平成23,24年の5%台のときもありますから、一概には言えませんよね。この年はいったいどうしたのでしょうね。毎年受験生のレベルはそんなに変わらないと思いますので、よっぽど問題の難易度が高かったのでしょうか。

毎年多少の変動があるのは仕方が無いのですが、本当のところを言えば、合格率なんて気にしなくていいと自分は思います。

合格するには何が必要?

電験3種の試験は大学受験とは違います。資格試験なのである一定の知識、問題が回答できればいいのです。つまり結論を言えば、合格率なんて気にしなくていいんです。
合格できる実力を身につければいいのです。

大学受験はどうしても競争ですから、周りをどれだけ蹴落として這い上がっていくかのサバイバルなところありますが、資格試験はある一定の実力があれば、いいのです。

さて簡単に実力を身につければよいと書きましたが、ここには本人の相当な努力が要ることは確かです。一番難しいのは、勉強を継続することが出来るかが、この電験3種の一番のポイントといって過言でありません。

正直、難しい計算式や暗記することが沢山あるのですが、1日や2日で身につくものではないのです。特に会社で仕事をしながらですと、相当なモチベーションが必要です。
何かの起爆剤がないとスタートしても、どこかで失速します。起爆剤でロケットスタートしたら、失速しないようにひとつひとつの設問の回答に自信を深めることが大切なのです。

そうすると面白くなってくるんです。次はどういう問題だ?少しクイズの感覚も大事かなと思います。特に暗記問題。(経験上これは他の人に問題をだしてもらうのが効果的です)

そして、計算問題は自分の鉛筆でしっかりノートに書いて理解することです。ただし、本番間近はゆっくり書いている時間はありませんので、問題用紙の空白にものすごい勢いで計算する練習をする必要があります。ここは訓練です。過去問題は最低でも7年ぐらいはちゃんとやったほうがいいです。

ただし、受験する年の前年度、前々年度は最後の受験する1週間前まで見ないことをオススメします。本番直前にストップウォッチで、本番試験さながらにやってみてください。
これで今年合格できるか、かなりの確度で判りますよ。
科目で不合格になった場合も同じですよ。

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