電験3種 初心者が陥る悩み5パターン克服方法

電験3種 初心者が陥る悩み5パターン克服方法

電験3種の勉強を、仕事をしながらするのは今更ながら大変だと思います。説明するまでもなく、いろいろな誘惑に惑わされながら
目標を達成させるのですから。特に初心者が陥りやすいパターンの克服方法を自分の経験を踏まえながら紹介したいと思います。

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悩み事の代表5パターン

古今東西、家庭と仕事を両立するにはどうしたらよいか悩みは多いと思いますが、一朝一夕で取れる資格試験ではない場合、そこへさらに勉強の継続と時間の確保がプラスされます。

そこで、自分自身の経験ですが、これから電気主任技術者を目指す方へのアドバイスを微力ながら紹介したいと思います。
さて、特に初心者が陥りやすいパターン5つとは

①そもそも電験3種の資格を取得する理由とは(動機)
②どうやって勉強を進めたらいいの?参考書は?(勉強法)
③勉強時間の確保は?どのくらい勉強すればいいの?(継続)
④どんな人が電験3種受験するの?(理工系、文系)
⑤こんなに苦労して勉強しているのに、この資格に将来あるの?(将来性)
こんなところでしょうか。

そもそも電験3種の資格を取得する理由とは(動機)

この電験3種を取得する動機は、全ての中で一番大事なことだと思っています。
自分の場合、少年時代から何気なく思っていたことを実現したいという欲求から始まっているようです。
そのときは、あまり強く感じることも無くただただ時代の流れに沿って生きていたのでしょうね。
普通高校から専門学校とういう手段をとりました。普通ならば電気専門の大学を考えますが、家庭の事情があったりしてその当時は半ばあきらめに近かったのです。
子供の時から、何かしらのコンプレックスを感じながら生きていた自分が、ここからは自分がやらなきゃとういう気持ちになったのは、結婚する3年前ぐらいの時からでしょうか。

なにか技術的に疑問に思えば、とことん突き詰めたい自分がそこにはあったのです。
しかし、会社というものは個人のそんな考えはどうでもいいのです。お客様や株主様に顔が向いているわけですから、業績右肩上がりしか最終的には見えていないのです。

それなら、会社の明日なんか中小企業だろうが、大企業だろうがいつコケるかわかりません。自分で実力をつけて稼げる方法を身につけるほうがいいと考えていました。多分その当時こんな考え方をする社員は少なかったと思います。何しろ日本がイケイケドンドンのバブリーの時代ですから。

なにしろ、朝から晩まで0時過ぎに自宅に帰る状態がずっと続いていたわけですから、自分を見失います。当然休日出勤は当たり前。上司は死なない程度に仕事しろ、でしたからね。時はバブルを過ぎようとしていた時代。いくらでもまだ当時は仕事があったわけです。

その代わり、そのときは若かったので、いくら徹夜の仕事があろうが、レジャーも楽しもうっていう雰囲気と元気はありましたけれどね。
今では、その時に一生懸命仕事をして一生懸命レジャーを楽しめたのは、今にして思えば幸運?だったかも。

しかし、自分はこんなに世の中が浮かれていても、なぜかこんな状態は長く続かないと心の奥底で感じていたのでした。なぜ、そう思ったか。汗水流した人が報われず、適当にパソコンでマネーゲームしている連中にお金が集まることが、自分の少年時代からのコンプレックスとリンクしていたのです。
世の中のバランスって、いつまでも偏らないし、日が昇れば日は沈み、人生フィフィティ・フィフィティ、盛者必衰、は昔からいわれている通り、いつまでも栄華を誇れることはないのです。

これは自分の人生観でもありますが、いろいろな苦労やコンプレックスはいつまでも続くものではないとあらためて、年齢を重ねて強く思っています。

いいことが続くわけでもなく、悪いことも続かないのだと感じているのです。

話は反れたかもしれませんが、これからそれなりに難しい試験や資格や昇格を考えている人ならば、周りの人40%賛成で、どっちつかすが50%、残り10%反対の道を行く人も世の中には必要なのです。
あっこれ、電験3種の平均の合格率10%と似てますね(^^;

どうやって勉強を進めたらいいの?参考書は?(勉強法)

結論からいいます。これは人によって違いますが、という通り一遍の答えなのですが、初心者で大事なのは長年培ったデータや情報を持っている老舗の出版会社の書籍からとりかかるのに無難です。

自分もお世話になった、オーム社・電気書院がそれですね。でも昔から実績ありますが、これだけでいいのか。いや、今は時代がスマホやSNSの時代です。この関係での通信講座やネット学習など多岐に渡っていますので、最新の情報を取り入れつつ、過去の実績のある書籍を基本に勉強してみるのが今の時代にマッチしていると思います。

いきなり、その書籍やネット学習のスケジュールにあわせて勉強しようとするとストレスがたまります自分の場合ですが。興味のあるところをつまんで堀下げる方法が自分の方法です。しかし、地道にコツコツつつづけられる人はスケジュールで動いたほうが賢いでしょうね。

よって、自分は3回目にして合格という時間が必要でした。効率という点では、非効率ですね。
最終的にその書籍や学習をどのくらい時間をかけたかが、勝負の分かれ道なのです。

勉強時間の確保は?どのくらい勉強すればいいの?(継続)

これは継続力の問題なのですが、毎日のこの時間は勉強する時間だと思って確保することです。

たとえば自分の場合、会社から帰って、お酒飲んでお風呂に入ってスカッとしたら1時間後に勉強するスタイルでした。この時は完全に夜型ですね。
就寝時間はAM1:00ぐらいが限度。それ以上だと翌朝出勤時に影響が出ます。
そして一番大事なのは、同じことを同じ時間に歯を磨くように3週間何も考えずに続けることです。これができれば、1ヶ月、3ヶ月が続けていけるはずです。

昔から、3日・3週間・3か月同じことを同じ時間に続けられれば大丈夫っていいますよね。これは結構当たっていますよ。本当に習慣化することができれば、絶対合格の見通しが立ちます。

結局、勉強時間は1日2時間が限度、休日も同じように2時間は確保する。これを半年、つまりTOTAL360時間続けられればかなりの確率で合格は近いと思います。

しかし、この3週間が一番の曲者です。

3日は大概の人は勉強を続けられると思います。問題はそのあとの3週間です。

とうしてもやる気が起きない日があると思いますが、科学的にもこんな時はとにかく行動する!手や足や体を使って、10分でも20分でもやっていくとその流れで2時間ぐらい続けられるのです。
今やらずしていつやる?そうです、今やるっきゃないのです。このクセをつけましょう。

ウソでも3週間続けられるなら、もうその低空飛行から必ず徐々に上がっていきますよ。

そして行き詰まるときがあるはずですので、行き詰まった箇所は飛ばして興味のある勉強に変えていきましょう。

理論の公式等はそれが使えないと、応用問題は解けないパターンが多いと思いますが、解説を読んでそういうもんだと割り切る。ある程度問題パターンは覚える。

自分みたいになぜそういう式になるのか悶々と考えていますと、時間ばかりが過ぎます。割り切り方が大事です、そして一巡全科目を参考書テキストの問題は最後までやってみる。問題ができなかった箇所を見直す。この繰り返しです。

どんな人が電験3種受験するの?(理工系、文系)

普通に考えますと、電験3種の場合工業高校卒業レベルといわれてます。
しかし、ほとんどの方が工業高校の電気科卒業しても試験で取れる方は少ないようです。実務経験の認定で取得する方はいますけど。

さすがに短大、大卒ともなれば理工系の受験生のほうが多いでしょうね。

でも、文系の方でも少なからずいます。自分の場合、普通高校卒業です。その後は電気電子工学科の専門学校中退でした。

学校では、新聞奨学生でしたから、昼間学校では寝ているパターンでした(笑)

ですので、文系だからダメというようなことはありません。自分も学生時代より、社会人になってからのほうが勉強しました。

こんなに苦労して勉強しているのに、この資格に将来あるの?(将来性)

将来があってもなくても、試験勉強を始めたら初志貫徹で合格するまであきらめないことです。そうです、形だけでも資格取得するのです。

初心者は、いろいろなことを考えすぎたり、この教材がいいからと食いかけ状態で他のものに目移りしやすいですので、参考書を買ったら他のものは絶対見ないようにしましょう。紙媒体ならば、その手垢で汚れたことが自分自身への勲章だと思ってください。自分がそうでした。

これだけは言えます。電験3種は持ってて損をする資格ではありません。まずは一巡参考書をやり抜いてみてください。それができたら、他の参考書を購入してもよいでしょう。

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