電験3種理論、科目の中一番難しい!?理論を制する者は電験3種を制する!

電験3種理論、科目の中一番難しい!?理論を制する者は電験3種を制する!

電験3種の試験でまず最初の壁に当たるのは、大体のかたは理論の科目でしょう。しかも、電気自体は当然目には見えずこれを筋道立てて説明しようすると数学がどうしても登場しますよね。

そして電気の勉強特有の数学がやたらと概念的で難しくさせるのですね。そして、ただ基本の公式だけを覚えていても実際の試験では、そのまま当てはまらないことが多いので、やはり苦労するんではないでしょうか。

ここでは、そんな理論の公式や覚え方・試験へ応用の仕方を自分はどうやってきたかを紹介したいと思います。

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電気理論の基本公式は昔の偉い科学者を思い描け

人によってですが、電験3種の勉強を最初にやるのは理論の科目から順番にやりますよね。かくいう自分もそうでした。この理論
や数学の壁に当たって云々唸りながら考え込みすぎて、スタートダッシュでコケそうですよね。

実は自分がこの典型的なパターンの人間で、分からない理論の公式を見るとなぜこの式になるのか知りたくなるのです。いい意味で
いえば好奇心は強いです。しかし、これが災いの元になるのです!経験上!

合格して後になって思うのは、これは学問ではなくあくまで資格試験なんだってことを忘れてしまうんですね。往生際が悪いせいか
理論の公式にずいぶん時間をかけすぎてきたのかなと思っています。要領のいい人は、ここをわきまえていると思います。

しかし、理論や数学も少しずつ理解してくるとそれなりに自信はつきます。でも、一進一退とはまさしくこれで、下手をすると中学
くらいからの数学をやり直すことにもなり、ようやっと高校数学にたどり着いたと思ったら、また中学レベルの数学に逆戻りを繰り
返すことになります。

大体このあたりで、仕事をしながら勉強している方は嫌気がさし、自分が1回目の受験時のときがそうでしたが、理論の参考書の
何十ページか進んだあたりで、ホコリをかぶる運命となるんですけどね。

それでは、自分はどうやってきたかと言うと、

やはり基本の公式はやっぱり偉い!昔の科学者の人たちは本当に凄いってう~んと尊敬しましょう。そしてこの公式を作った科学者
のエピソードを調べて読むのです。実は結構人間味あふれる科学者が多くて、あの数式を導き出した人とは思えないようなエピソードに興味を持つと、公式、数式がグッと近くに感じるのです。
電気の公式はいっぱいあるので、その分科学者のエピソードや人となりも分かって嫌味が無く覚えることができるのです。
我々は機械ではないので、無味乾燥的に公式を覚えようとしても嫌気が差すのです。
あとは、よく考えたら何百年も前からの公式なのですから、理論的には確立されたものなんですね。ですので、基本公式はどうしても覚えなければなりません。

あと、数式ってビジュアル的にかっこいいと思いませんか?数学も芸術のひとつだと考えれば納得でしょう。今では、メールやSNSで打ち込むギリシア文字の顔文字なんかは、数学ではよく使われますが、神様のみ知る文字なのであんなに妙な字体を使うんですよね。

単位も偉い科学者を想像しながら、楽しんで覚えよ

電気の単位は本当に多い。そしてこの単位は昔の科学者の功績を称え単位の名前になっているのが多い。これもまた自分が理論の単位を覚えた方法は数式と同じで、科学者のエピソードを呼んでいくうちに覚えたのです。

こうすると単位も本当に身近に感じておもしろいのですね。
最初はどうしても理論とは言え、覚えることがあるのです。そして、総合的に計算問題でも慣れ親しんだ単位や数式をみてもあまりビビらず問題が解けてきますよ。
見出し3:交流理論は電験3種の肝!苦しんでもここを制覇する

電気の理論の中ではどうしても避けて通れない交流理論。大体の参考書の始まりは直流の話から始まるので、大概の人はここまでは中学生レベルでも理解できるのです。

しかし、途端に交流理論になるとグッと難しくなり、電気を学校で習ってきたことが無い人はここで最初の壁に当たるのです。さて、自分は普通高校なので、同じように苦しんだのです。自分の場合、幸せにも最初の職場がカーステレオを作る工場に入っていたのでオシロスコープという測定器を本当によく使っていたのです。カーステレオですから、2現象オシロつまり左側(L側)右側(R側)ステレオの波形をずっと見てきたのです。

これが、オシロスコープを生で見ていると、交流理論がすこしづつ見えてくるのです。この測定器に映し出される波形を夜遅くまでみていると、なんと波形が頭に思い浮かんでくるのです。このオシロスコープとの出会いによって、電気が見えるものになり、交流理論の何を言っているのか分かってくるのです。

一般的にはオシロスコープを個人的に持つ方は少ないと思いますが、会社の道具を使って覚えることが出来たと思っています。もちろん回路テスターもよく使っていたのですが、波形が見れると言うことは、電気が見えてくるのです。

こうして運よく会社の道具で、運よく電気というものを理解できるようになったのは後々になっても役立つこととなりました。こういうとそういう会社に入らなければ経験できないのですが、そこは現在ではネットの社会ですので、eラーニングや通信講座、セミナー等機会はたくさんありますので、こういうものを利用するのもありですよね。

交流理論は電験3種の肝の部分ですので、ここはじっくり時間をかけるところです。正直、交流理論を制しない限り理論の科目は制することはできません。つまり交流理論は電験3種の肝中の肝の部分です。

そして、この交流理論が理解できると他の数式もあまり怖くなくなってくるのです。電気磁気学は本当は微積分の要素が入って難しいところがあるのですが、交流理論に慣れてくるとそこもだんだんと理解できるようになってくるのです。

電気数学の参考書テキストはやはり必携となりますが、オーム社・電気書院から実績のある電験3種取得に向けた数学のテキストがありますのでオススメ

でもどうしても理解できなければ、単純に公式を語呂合わせで覚える

そうはいっても理解に苦しむ公式がやはり出てくるので、公式の語呂合わせで楽しく覚えるのも手ですよ。結局自分も電気雑誌の付録についていた公式語呂合わせで覚えた公式も実際あります。
あとは公式語呂合わせだと、マンガも入っていたりするのが多いので、一緒にイメージとして覚えておくといいですね。この手のものは机に向かって覚えるよりも、昔の英語の単語帳のようにポケットに入れて、トイレの中とか寝る前にとかみると自分は覚えられました。

今はスマートフォンでしょうか。いろいろなアプリがあると思いますので、これも現代ではありかなと思います。
ただ自分は昔の人間ですから、紙でみているとしわになったり、手垢がついたりと、勉強したんだなと納得するところがありいわゆる自己満足してましたけどね。

まとめ

最後にまとめますと、人間ですから機械のように覚えるのではなく、目や手、頭を使って覚えて計算問題に入っていくことが遠回りのようで番近道なのだと思います。
そしてその経験値が上がってくれば、他の科目に応用が利いてくるのです。

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