電気主任技術者のポテンシャルを上げるのは、周りから頼りにされたとき

電気主任技術者のポテンシャルを上げるのは、周りから頼りにされたとき

普段何事もなければのほほんと過ごしてしまう電気主任技術者の仕事ですが、長い間この仕事をしていると突然突発の仕事がよくあるのです。実はこういう時が一番頭も体も全部総動員して、なんとか解決しなければならない時に、仕事を一番覚える事が出来るんです。ピンチがチャンスといいますよね。自分の経験でもそういう経験が一番忘れないことが多いと感じてます。

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使命感に芽生えたときポテンシャルが最高に上がる

電気は空気のように当たり前に使用しているわけですが、一旦事故が発生すると時には鋭い牙をむき出します。そして事故はすぐに止められないことが多いのです。

もちろん、そのために保護回路をたくさん使って未然に防ごうとするのですが、それをくぐり抜ける事故もあるのです。

原因不明のまま漏電したりしなかったりとか、絶縁不良箇所の探索、たこ足配線によるコンセントの焼損、電工ドラムを巻いたままで使用してケーブルが溶けたり、上げたらキリがありませんね。

そして、電気をすぐに復旧しなければいけない時、やはり頼りにされますこの時は!ブレーカーのある場所ですら知らない人が多いので、復旧が早く、原因解明がスピーディならば、一目置かれます。

低圧の電圧ですらそうなのですから、高圧は全停電の危険をはらんでますので、ものすごく気を使います。高圧の事故の復旧は原因不明のGR(地絡継電器)・DGR(地絡方向継電器)が働くと全停電となり、少し電気をかじった人間は高圧側の絶縁も測定せずPAS(開閉器)の投入をしてしまいます。

このときも電気主任技術者はあわてず一人でできないような大きい施設は近くの電気保安協会に協力してもらうとかして緊急連絡が取れる体制を普段からとっておくことが大事です。

電気主任技術者は全部一人で対応しようとしなくてもいいんです。要所をしっかり抑えてスピーディに対応する能力が問われるのです。

これは急には出来ませんので、普段から、図面・竣工図書・仕様書は事あるごとに見るようにしましょう。
事あるごととは、電気工事、空調工事、消防設備、建築土木工事などや子ブレーカがトリップしたときとかに必ず図面、仕様書をよく見ることなのです。当たり前のことと思われますが、頭の中だけでやる癖をつけないことです。

電気主任技術者が変更になったときに引継ぎがスムーズに行くようにしてやることも大事ですね。

電気主任技術者は窮地に追い込まれて成長するもの

普段から訓練していても、想定外のことが起こるのも世の常です。このときは救急救命医や看護師のように全ての知識と技術を頭と体でフル稼動させて対応するとき、
活路が見出されるものなのです。

そうして掴んだ技術は決して忘れないものです。若いときは失敗もあるでしょう。その失敗を積み重ねて知恵となっていくのです。今まで経験したことがないことが

だんだん少なくなり、総合判断力が鋭くなってくるのです。

試験勉強だけの知識だけでは、タカが知れているのです。いっぱい窮地に追い込まれる経験を積み重ねて本当の電気主任技術者になってゆくのです。

ってことは、やはり大分年齢の高い人たちばかりが電気主任技術者やっているイメージですけど、そうなっちゃうんですね(^^;

年を取りすぎると、足元がおぼつかなくなってくる。若いときはそれはないけれど、経験が少ない。なかなかうまくいかないもんですね。

自分が持ってる知識・技術をフル動員して吐き出せ

知識・技術をフル動員したものは非常に電気主任技術者として価値が高いものです。これはなんらかの形で記録に残し、後輩の方たちへ伝承していきましょう。

自分自身も遅ればせながら、いろいろな報告書を書いてきたのですが、それは会社のためなので、忘れてしまっていることが多いのです。本当にもったいないことをしたなあと今になって思っています。

自分は恥をさらけ出しながら、このブログに電子媒体を通してですが記録・記憶させているのです。

まとめ

電気主任技術者としての誇りを持って仕事をもっとしたいと感じます。それには、どこかに記憶・記録おくことが大事だと今頃思い立ったのです。

そして、簡単ではありませんが個々の電気主任技術者をもっともっとネットワーク化して個々が持っている技術を後世に伝承できるようにしたいと強く思っています。

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