ヘルメットを前と後にかぶり間違えた恥ずかしい電気管理技術者のお話

ヘルメットを前と後にかぶり間違えた恥ずかしい電気管理技術者のお話

電気管理技術者になって、いっぱしの一人親方になったはずなのに平然と仕事をしていた電気管理技術者の恥ずかしいお話しを紹介しましょう。そうです、自分なのです。これは、経験の長い職人さんの親方さんと打ち合わせしているときに何を勘違いしたのか、ヘルメットを前後間違えてふつうに仕事をしていたのです。今思い出しても恥ずかしい!

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電気管理技術者とは本来尊敬されるべき存在

電気管理技術者は個人で電気保安を専業としている、経験が豊富ゆえに年齢も上の人が多く電気技術者としてある程度尊敬される存在なのです
同じ電気管理技術者の方からの紹介で、一定の期間だけの仕事を紹介してもらった。すぐに飛びついて現場までいったのはいいのですが。

電気土木を長年やっている親方と現場で打合せしようとしたときに、何を勘違いしたのか、ヘルメットを前後かぶり間違えて真剣に仕事の打ち合わせをしていたのです。
こっちは駆け出しの40代の若造が偉そうに、電気管理技術者なんだぞみたいな顔をしてたかもしれません。

そんなにエラそうな顔してなかったつもりはないと思いますが、業者さんからすれば一応技術者の顔を立てていてくれていたのです。
そんな時に、真剣な顔してヘルメットを前後間違えてかぶってるやつとまともに話ができませんよね。

で、業者さんも言ってくれればいいのに、そのままに何も言わずで恥をかいたままの自分がいたのでした。

ヘルメットってふつう前にロゴマークがあって、後ろはヘルメットの調整バンドで人の頭に合わせるようになっているので、前後を見間違えることはないのです。
想像してみてください。ヘルメット前後間違えてかぶった姿を! 笑えますでしょ。

現場の実務経験が無いと恥ずかしい思いをする

なぜ、こんな恥ずかしいことになったのか。理由は、自分が今までヘルメットをかぶって仕事する機会が少なかったのです。
メーカーに勤務してたときはかぶっても帽子でしたし、ヘルメットかぶっての作業はまずなかったんですね。言い訳しますと。

それでも、ふつう目で見ればわかることなのに、何を勘違いしたのか反対にかぶる失態をしてしまった。
電気の技術者として、現場経験が少ないと、物笑いのネタになりますので気をつけましょうね。

実はこういうことも机上で勉強しただけでは、絶対わからないことです。実際に現場に立って覚えていくしかないのです。
特に若いときには、現場での仕事をたくさんやっていないと実務上のことがわからないことが多いのです。

電験3種の試験は受かっても、現場の仕事はもっといろいろなことに遭遇します。試験だけ通ればいいというものではありません。本物の技術者になるためには!

職人さん特有の道具や単位、電線の言い方など参考書では出てこない生の現場の言い方に慣れないと、仕事が進みません。

ネットで調べたりすれば出てくるでしょうけど、現場では速さが命みたいなところがありますので、ツーカーでわかるように普段から知っておくことは大事です。
一人で仕事をするわけではありませんので、実務は非常に大事ですね。当時の自分のような若造の全くお恥ずかしいお話です。

結果として、仕事は貰えたのです

そんなかんだで恥をかきましたが、仕事は何とかいただけ1年ぐらいはその現場施設の電気保安をやらせていただきました。
結果はオーライですが、あんな電気管理技術者に任せられないとなったら、次の仕事も来ません。

机上の理論は強いですが、現場のことはやはり長年の経験と勉強が必要ですね。
まあ、その道の仕事をしていれば、本当は自然に覚えていきます。いろんな現場を経験することですよね。

こんな思いは自分だけでいい

あとは、現場での動作は機敏さがその技術者の優秀さを表します。動作もそうですが、判断と決断のスピードを求められます。その時に判断できないことは期限を区切って、必ず報告することですね。

一般ビジネスと同じです。自分のところで、問題・課題を止めないことが大事です。

今回のお話は職種にかかわらず通じる内容です。こんな恥ずかしい思いをする電気主任技術者は自分だけでいいのです。

これから電気主任技術者を目指す方は、必ず現場を経験してください。そして先輩の所作や現場特有の言葉を覚えてください。

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