電気主任技術者の年収はあまりにも低い!?賃金UPと地位向上は必須

電気主任技術者の年収はあまりにも低い!?賃金UPと地位向上は必須

電気主任技術者に選任されたら年収は平均でもいったいどのくらい上がるんでしょうね。サラリーマンなのか個人事業なのかでも大分違うと思いますし、職種によっても違いがあるでしょうね。どのくらい年収が上がったのか、自分の経験を話したいと思います。

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第1のサラリーマン時代の年収

どんな仕事でも年収は会社や地域差、年齢差、勤務年数、役職、職種等によってもまちまちですから一概にいえませんので、自分自身の経験を紹介してみますね。

第1のサラリーマン時代ですが、自分は23歳ごろから42歳ごろまで同じ会社でパソコンの周辺機器を製造するメーカーにいました。足掛け19年ぐらいの間、32歳で電験3種を取得し電気主任技術者として選任されました。

社会人の底辺時代は20代と思いますが、専門学校中退でしたので、高卒扱いで月収12万円ぐらいだったのでしょうか。

つまり年収はボーナスも入れて、200万円いくか行かないかのレベルだったと思います。今にしてみれば本当に低いですよね。
まあ当時は独身ですし、実家で居候状態でした。使うお金といえば、田舎ですから主に車でしたね。今では車にもお金かけられないくらいですけどw


そして、電験3種を取得して電気主任技術者に選任されてからなのですが、電気主任技術者に対しての手当ては0円でしたね。しかし役職が主任になりましたので、少し上がりました。そのときの年収は400万円ぐらいあったでしょうか。
それはほとんど残業と休日出勤を目一杯してきたからその年収だったと思います。

そのときの主任手当てが32歳にして月に1万円ぐらいでしたか。情けないですが、電気主任技術者としての業務を始めてから、年収にして12万+ボーナスで3万円→15万円ぐらいのUPしかなかったんですね。

個人事業主のときの年収(電気管理技術者)

42歳ごろに脱サラして、個人事業主になったのですが、このときは本当に人生で一番つらい年収でした。100万円ぐらいでしたでしょうか。

サラリーマン時代に貯めていた貯金を使い果たし、アルバイトなどやっていましたが、本当に世間の厳しさを味わったのでした。

挙句の果ては、国民年金も払えないくらいの状態でしたので、年金保険事務所の職員がこられて年収の低さからか一時免除までしてもらう有様となったのでした。

こんな状態で小学生の子供2人と妻には本当に苦労かけてしまいましたね。
当然年収100万円では、生活できませんでしたので、アルバイトに精を出していたところ、運命の出会いでそのときの上司に拾われ、またアルバイト先でサラリーマン人生をもう一度歩むことになったのです。

個人事業やフリーランスの方から見れば、夢を捨ててまた会社員やるの?って感じだとは思いますが、このときは自分だけでなく家族にも大きい迷惑をかけてしまうことに苦痛が大きかったのです。
そして会社員をまた選びました。

第2のサラリーマン時代の年収

そうして、自分は第2のサラリーマン時代をスタートしたのが、45歳ぐらいだったと思います。
職種はビル管理会社でしたので、電気主任技術者の資格は十分生かせる職種だったのです。ビル管理会社というのは、その名の通り、大型のビルや商業施設、官公庁の施設、工場等の設備、施設、清掃、総合管理を手がける会社ですので、電気の仕事だけやればいいという会社ではありません。


しかし、自分は家族のためにも何でもやって食いつなげなければいけないので、それこそ一心不乱に以前の第1のサラリーマンをやっていた時代より一生懸命でした、

世の中の甘いも吸いもわかってきた世代になっていましたから、自分には天職とまではいかないが、働いていけると思った職場でした。

それで年収なのですが、目一杯いろいろな電気以外の仕事をしながらも、年収は50歳ぐらいでやっぱり400万円ぐらい(もちろん残業、休日出勤入れてですが)ですね。

あれ?これじゃ第1のサラリーマンの時代と変わらないじゃないか!しかも年齢は50歳になっても変わっていないってことです。
これってなんのために、電気主任技術者として重い責任ある仕事までしているのに割が合わないですよね。

まとめ

結局のところ、自分の場合ですが、電験3種を取得し電気主任技術者として選任されているのですが、30代の頃とあまり変わらない年収とういことになります。

もしあのまま個人事業でうまくいっていれば、倍の800万円ぐらいになったのではないかと思っています。ただし、電気管理技術者は個人事業ですから、何から何まで全部自分がやらなければなりません。これは結構簡単ではないのです。

それなりに事業をするということは、経費がかかることが多いですからね。最終的には500万ぐらいに落ち着いちゃうかもしれませんね。

お客様をいっぱい知っていれば、かなりの年収は見込めますけれど、1000万円以上ある方は確かにいます。しかし、会社で言えば純利益、営業利益で見たらその半分以下ぐらいになってしまうでしょうね。

サラリーマンとしても個人事業としても、社会的にも重い責任をもつ電気主任技術者の賃金と地位はもっと上がるべきだと痛切に感じます。お金だけの問題ではないにせよ、いつ電話がかかってくるかもしれないし(多少慣れますけどねw)、何か電気事故、電気関係する火災事故等人の命と直結する内容は責任が本当に重いのです。
もっと電気主任技術者の存在価値を高めるためにも、自分が出来ることは微力でもこのブログを通して訴え続けます。
もっともっと電気主任技術者としての賃金や地位が向上していけば、年収はもっと上がりますものね。

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